大学職員の面接では、「ほかにどこを受けていますか?」と質問されることがあります。
面接官に志望動機を熱く伝えていたのに、ほかに受けている大学や企業について質問されて困った経験はありませんか?
- 大学業界だけ見ているとは言いにくい…
- 他の業界も受けていると正直に言うべきか…
- なんて答えるのが正しいのかわからない…
この記事では、現役の大学職員がこれまで100名以上から転職相談を受けた中で、内定を獲得して転職を成功させる人に共通する考え方を紹介します。
他に受けている選考について、質問された場合は業界と企業(大学)に分けて伝えるようにしましょう。
- 「他に受けているところは?」の最適な答え方がわかる
- 例文で具体的な答え方がわかる
- 自信をもって質問に回答できる
ほかの業界と比較して大学業界を選択していることを伝えよう

「ほかにどこを受けている?」という質問には、ほかの業界も見ているのかという視点でまずは回答しましょう。
転職活動をする中で、いくつかの業界を比較して、選考を受けることはよくあることです。
大学職員が第一志望の場合でも、なぜ大学業界なのかを伝える必要があります。
そのため、「他業界と比較して○○の点で大学業界がいいと思い、大学職員を志望しました」と伝えましょう。
転職活動をするうえで、自分の中で何を一番大切にしているのかをはっきりさせて、大学業界であれば実現できる理由を探しましょう。

やりがい、年収、ワークライフバランスなど何を一番に優先するか決めておこう!
転職活動ではいくつかの業界を比較してみよう
大学職員が第一志望であっても、必ずほかの業界についても調べてみましょう。現職だけでなく、ほかの業界と大学業界を比べてみることが大切です。
例えば、「人を支える仕事がしたい!」という転職の軸は大学でなければ実現できないことでしょうか。
公務員や塾業界でも「人を支えること」はできます。
大学職員の志望動機では、「他業界ではなく、なぜ大学業界なのか」を説明する必要があります。ほかの業界と比較して大学業界でなければできない理由を探してみましょう。



業界ごとの特徴で比較すると考えやすいよ!
大学職員の志望理由が答えられずに悩む方は実はたくさんいます。
なぜ、大学業界を志望しているのかを答えられない原因は、ほかの業界と比較していないため大学業界ならではの特徴を理解できていないからです。
大学業界だけに絞って考えるのではなく、一度、視野を広げてほかの業界と比較しながら大学業界の良さや特徴を探してみましょう。
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「ほかにどんなところを受けてる?」と面接で聞かれた時の対応方法


大学職員の面接で面接官から「ほかにも受けているところはありますか?」と質問されたらどのように答えるのがよいのでしょうか。
答えは、「受けている業界について正直に話す」ことです。
当然、面接官も転職活動中の方が、大学業界だけしか受けていないとは思っていません。
そのため、あからさまなウソはつかずに、選考を受けているほかの業界について話しましょう。
面接官が「ほかに選考を受けている企業や大学」について、質問する意図は志望動機の一貫性を見ながら、自分の大学が内定を出した場合にどのくらいの確率で志願者が承諾して転職してくれるかを判断するためです。
そのため、ほかに受けている業界や大学があれば正直に伝えるのが良いですが、伝え方のポイントがあります。
- 他の業界を受けている理由も一緒に伝える
- 選考中のすべてを話す必要はない
- 選考中の業界が第一志望と伝える
この3つ意識して、面接官に伝えましょう。



面接では「なぜなのか」という理由を伝えることを意識しよう!
転職の面接では他業界を受けている理由を話す!
採用面接で、他にも選考を受けている業界を伝える時は、「他の業界を受けている理由」までしっかりと伝えましょう。
「どこでもいいから転職したい!」とやみくもに手あたり次第、選考を受けているのではなく、それぞれ目的をもって行動していることを伝えましょう。
現在進行形で選考を受けていなくても、過去に受けていた業界があれば面接官に伝えることができます。
現職の業界と大学業界を比べてみるのもおすすめです。
今の業界では自分がやりたいことが実現できないので、転職という手段を使って大学業界にキャリアチェンジしたいという想いが伝われば、あなたの転職動機が伝わります。
自分が何のために大学業界にチャレンジしたいのかを考えてみましょう。
塾業界の選考も受けている場合の回答例
大学業界のほかに、塾業界の選考を受けているケースで具体例を紹介します。
金融機関の選考も受けている場合の回答例
大学業界のほかに、金融機関の選考を受けているケースで具体例を紹介します。
このように、「なぜ、他の業界を受けているのか」を伝えながら、面接官に納得感を感じてもらいましょう。
そうすることで、ほかの業界と比較しながら大学職員が第一志望である理由を伝えることができ、結果的に志望度の高さを伝えることができます。



自分なりの考えをもって選考を受けることが大切!
転職活動の選考状況をすべて話す必要はない!


転職の面接で「ほかに受けている業界」を聞かれた場合、受けているすべての業界を話す必要はありません。
自分の中で志望度の高い業界に絞って伝えるようにしましょう。
例えば、転職活動を始めたばかりの頃に見ていた志望度の低い業界について、今はそれほど志望していない場合、「なぜその業界?」と聞かれても答えることができないのであれば、話題にすることは控えましょう。
面接において、「真面目すぎるくらいが良い」という考えもありますが、社会人として求められるのは、真面目すぎる人材ではなく、要所を見極めて良い選択ができる人材です。
面接官がなぜこの質問をしているのかを考えながら、面接で受け答えをできるようになりましょう。
他の業界と比較することで大学職員の志望理由が見えてくる
大学業界以外の業界を見ることで、志望している大学業界との違いや共通点に気がつくことができます。
その違いこそが、大学職員でないとあなたが実現したいことができない理由になるので、自分の言葉で説明するようにしましょう。
転職ノウハウ本に書かれた志望理由のテクニック集などではなく、あなた自身が感じたことを自分の言葉で伝えることに価値があります。
例えば、上記の「大学業界のほかに金融機関の選考を受けている例」では、多くの人の役に立つという視点に立った時にそれぞれ異なる部分があることに気がつきます。
- 金融機関で人の役に立つ場合
-
お金に困っている人や企業を金融の力で支援して、後押しすることができる
- 大学業界で人の役に立つ場合
-
将来、お金に困らないように自ら考え、学ぶ力を養成する環境をつくることができる



現役大学職員が考えた志望動機はこちら
転職活動において、「大学職員の志望動機のお手本が知りたい」というご要望をこれまでたくさんいただいてきました。
そこで、これまでの相談実績を活かして、さまざまな業界・業種から大学職員に転職する場合の志望動機のガチ例文集を公開しています。
ぜひ、参考にして自分なりのアレンジを加えて活用してください。
転職活動で他の選考について質問される理由
大学職員の採用面接では、どうして「ほかに受けている選考」について質問されるのでしょうか?
これには、面接官の明確な質問意図があります。
- 志望度の高さを見るため
- 大学で長く働いてくれるかを見るため
この2つの観点をみながら選考するために「ほかに受けている選考」についての質問をしています。
大学職員の中途採用では、総合職として長きにわたって大学で働いてくれる人材を募集しています。
そのため、志望度が高く、さまざまな業界と比較して大学業界を選んで選考を受けているかを見ているわけです。
- 即戦力として活躍できるか?
- 大学が社会で求められている役割を理解しているか?
- 大学職員としての適性が志願者にあるか?
新卒で採用する就活生には、将来的にどれだけ伸びるかという伸びしろや可能性を重視しています。
伸びしろの可能性を図る指標として、素直さや真面目さというキーワードを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、転職活動中の方は、即戦力として大学の現場で強みを発揮することを重視しています。
これまでの経験をもとに、どれだけ再現性が高く活躍できるかをアピールすることが重要になります。
このほかにも、既存の職員に対して良い影響を与えることができるかという点についても重視されます。
中途採用によって新しい考え方を取り込むことで、これまでの体質や習慣を打破したいという採用担当者の意図を組み、自分なりの考え方を伝えていきましょう。
まとめ
面接の場で「ほかに選考を受けているところ」について質問された場合を想定して、最適な回答について紹介しました。
最も適切な回答としては、実際に自分が選考を受けている業界を正直に話すことです。
ただし、つぎの3つのポイントを意識して面接官に伝えましょう。
- 他の業界を受けている理由も一緒に伝える
- 選考中のすべてを話す必要はない
- 選考中の業界が第一志望と伝える
面接官が何を求めて質問しているのかをしっかりと考えて、自分の言葉で伝えることが大切です。絶対にテンプレート的な回答にならないように十分注意してください。
大学職員に転職するためには転職に必要な6つの手順で順番にすすめる必要があります。
以下の記事では現役の大学職員が転職求人の出やすい時期や年齢ごとに必要な能力を交えて、大学職員に転職する方法を紹介しています。
業界ごとの違いや、大学職員を目指す志望理由というのは、自分ひとりで考えてもうまくまとまらないことがあります。
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