就活や転職活動で大学職員の面接を受けるとつらいと感じることがあります。
つらいと感じる理由は人それぞれですが、面接の中で「どんどん深掘りの質問をされる」ことで十分な回答ができずに悩むケースはよくあります。
- どんな質問をされるか分からない不安…
- 不採用になるかもというプレッシャー
- 面接への恐怖から悪循環にハマってしまう…
第一志望である大学の採用面接で「全力を出し切れずに不採用」で終わってしまえば悔いが残ります。
この記事では現役大学職員のトキがこれまで100名以上にアドバイスをしてきた経験をもとに、「大学職員の面接がつらいと感じる理由」と辛くならないための面接対策方法を紹介します。
大学職員の面接が辛くならないためには、事前の準備をしっかりと行い、結果の原因を理解しておくことが大切です。
面接を受けるなかで挫折してしまわないように、今のうちから準備をしていきましょう。
- 大学職員の面接がつらい理由がわかる
- 面接がつらくならない事前準備がわかる
- 面接をつらく感じないための方法がわかる
大学職員の面接がつらいと感じる3つの理由

就活や転職活動の面接であまり手ごたえを感じられない時は「なんかモヤモヤする…」と精神的な疲労がだんだん溜まります。
大学職員の面接がつらいと感じる主な理由は次の3つです。
- 自分の人柄についての質問が続くから
- 選考で不採用が続きやすいから
- まわりの友人が自分よりも先に終活するから(※1)
(※1)就職活動を終了すること。就活略語のひとつ。
面接ではあなた自身について質問される
大学職員の採用面接では、人柄を重視する傾向にあるため、「あなたはどんな人?」「こんなときどう考えるの?」「それはなぜ?」とあなた自身に関する質問を次々に受けます。
面接官が間髪入れずに質問したり、「どうして?」「なぜ?」と深掘りの質問を重ねるにつれて、自分の中で回答が浮かんでこなくなり、追い込まれたような状況になることがあります。
面接の目的は「求める人物像と合っているか」を選考することなので、決して取り調べをしているわけではありません。
面接を受けるまでに、志望動機や自己PRを徹底的に準備して、本質的な自己理解をしておきましょう。それが最も効果的な面接対策になります。
大学職員の選考は不採用が続きやすい
大学職員の採用では、新卒や中途採用いずれの場合でも採用予定人数が若干名と非常に少ないです。
そのため、書類選考から一次面接、二次面接と選考が進むごとに通過する人数は少なくなります。
結果的に、選考見送り=不採用となる確率が高くなり、場合によってはいくつもの大学から連続して選考見送りの連絡があることもあります。
特に書類選考の段階でかなり、通過人数を絞っている大学も多いのでまずは書類選考の通過をひとつの目標にして取り組みましょう。

通過率が低いので「選考通過」はかなり前進した証拠!
まわりの友人が先に就活・転職活動を終えることがある
大学職員の選考を受ける場合は、ほかの業界を受ける友人よりも選考活動が長引くことがあります。
就活生の場合は、民間企業に比べて大学職員の就活スケジュールはやや遅く始まるので、ほかの業界を受ける友人の方が先に内定をもらい就活を終えることがあります。
転職活動の場合は、希望する大学の中途採用求人が出るタイミングによっては、転職活動が長期化することもあります。
「この求人を逃したら次はいつになるか分からない!」という緊張感の中で転職活動を行うことになるので、中途採用の求人が出る前から、選考に向けた対策をしておきましょう。
大学職員に転職するための準備方法は以下の記事を参考にしてください。
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面接がつらいと感じた時にやるべきこと


面接がつらいと感じた時は、「つらいと感じる原因」を明らかにするために客観的に自身の状況を見つめることが大切です。
真面目なタイプの人ほど、完璧を求めて、無意識のうちに自分自身でプレッシャーをかけて追い込んでいないか振り返ってみましょう。
- 自分の状況を客観的に見つめ直す
- いまの考え方を少し変えてみる
- 選考以外のリフレッシュする時間をつくる
- 面接が暗記した内容を発表する場になってないか振り返る
- 大学のキャリアセンターに相談する
- 転職エージェントに相談する



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自分の状況を客観視して面接の対策をしよう


大学職員の面接を受ける時に絶対にやってはいけないのは「他の人と自分を比べること」です。
選考を受ける業界やタイミングによって、内定が出る時期や転職活動の期間はさまざまです。
「友人はすでに内定を持っている」「友人は2か月間の転職活動で転職した」とまわりと比べるのではなく、自分の対策状況をまずは整理しましょう。
- 志望動機
- 自己PR
- これまでに頑張った取り組み
「今までの考え方を変える」と面接がつらくなくなる


これまで100名以上の方から相談を受けてきましたが、ハイキャリアで非常に優秀な方でも中途採用の最終面接で不採用となったケースがあります。
大学によって求めている人物像は異なるので、どれだけ優秀な人でも「うちの大学の雰囲気には合わない」と面接官が判断した場合は不採用となります。
すべての大学で内定を獲ることを目的とするのではなく、自分らしさを活かせる大学の求人で内定をもらうことを意識しましょう。
「不採用=自分の能力に対する評価」ではなく、その大学が求める人物像と合致しなかった結果だと考え方を変えてみましょう。
すべての大学が求める人材像と完全に一致することは不可能!
これまで、大学職員に内定した方たちも、選考途中では不採用になる大学もありました。
不採用の連絡があった時は、「自分とは合わない大学だった。そのまま就職していたら、就職後に苦しかったかもしれない。」と考えて、気持ちを切り替えていました。
不採用という結果は同じでも、受け止め方や考え方で次の一歩は大きく変わります。勇気を出して今の考え方を変えてみてください。
面接の合間でリフレッシュする時間をつくる
面接がつらい感じるときは、心身が疲れている可能性が高いです。
「面接のことが頭から離れない…」という状態で面接準備をしても、あまり集中できないでしょう。
そんなときは意識的に休む時間を取るように心がけてください。
選考の対策をする時と休むときをしっかり分けてメリハリをつけることも大切です。
「自分はなにもしてない…」と焦っているのであれば、それは本当でしょうか?
この記事を読んで、情報取集をしている時点ですでに取り組み始めています。あとは行動するだけです。



就活・転職活動は長距離走で考えよう!
面接で暗記した内容を発表していてはダメ
面接が通過しない場合は、面接官が知りたいことを伝えられているか振り返ってみましょう。
自己PRや志望理由を暗記して、発表するような面接になっている場合は要注意です。
面接に向けて、自分の考えをまとめて伝える準備をしておくことは必要ですが、面接官は暗記した内容を知りたいわけではありません。
面接官は質問をしながら、会話を通じて志願者の人柄やこれまでの経験を知りたいのです。
面接の中で、面接官が知りたい情報を本当に提供できているのか、今一度、振り返ってみましょう。
面接の準備状況を他の人に聞いてもらおう


就活や転職活動をしていると、面接の回答準備に集中した結果、だんだん視野が狭くなることがあります。
面接がつらいと感じているなら、ほかの人に話を聞いてもらいましょう。
自分ひとりでは状況を整理できなくても、他の人と話をすることで、頭の中が整理されたり、新しい発見があるかもしれません。
- 就活生は大学のキャリアセンターに行こう
- 転職活動中の方は、転職エージェントに相談してみよう
転職活動中の方は面接対策だけでなく、希望する大学の中途採用情報を調べる必要があります。
仕事をしながらの転職活動では、時間がないため効率的に情報を集める必要があります。
転職エージェントを活用して、話を聞いてもらいながら求人情報を集めましょう。
面接がつらいと感じないための準備方法
面接がつらいと感じなくなれば、面接の場で等身大の自分らしく話ができるようになります。
自信をもって面接を迎えるために、次の3つの準備をしましょう。
- 自分が話したい内容に優先順位をつける
- 笑顔や清潔感を心がけて話している様子を見てみる
- 背伸びをせずにありのままを話す
面接で話す内容に優先順位を決めておこう
面接でよくある失敗に「早口で話してしまう」ことがあります。
早口で話をする原因は、伝えたいことが多すぎて、頭の中が整理できていない状態で話をしているからです。
自己分析や志望理由をしっかりと考えて準備をした人こそ、「せっかく考えたから、あれもこれも話したい!」となります。



面接では“考えたことを話すこと”よりも“面接官に伝わること”が大切!
「面接の場で話をしているうちに、次の話したい内容を思い出して、話をつなげて話してしまう」という経験はありませんか?
これでは、聞いてる面接官は「まだ話すのか…。」と用意した質問ができずに困ってしまいます。
今回の面接で自分が必ず話したいのは「○○について」というように、事前に話す内容の優先順位を決めておきましょう。
そうすることで慌てて早口になったり、話を続けて長くなったりすることなく、面接官に伝わりやすい話し方ができるようになります。
面接では清潔感のある身だしなみで笑顔を忘れない


面接を何度か経験してくると「おっ!この伝え方は好感触だ!」というように自分の中で手ごたえを感じる瞬間があります。
特に面接官のリアクションがいい場合は、話しやすくテンポを掴みやすいため
- 面接官の表情が明るく話した内容が響いた
- 面接官が微笑んでくれたので笑顔がだせた
- 面接官のあいずちが良くテンポをつかめた
と面接の場で話しやすい雰囲気をつくることができます。
しかし、面接官によってリアクションの様子や話の聞き方は変わるため、どうしても相性によって話しやすい、話しにくいが分かれます。
そのため、どんな面接官が相手でも、自分が主導でできる伝え方や事前の準備を整えて、どの面接でも面接官に影響されずに発揮することを心がけましょう。
清潔感のある身だしなみで、笑顔ではっきりとした口調・早さで話すことは面接官の影響を受けずに自分が主導となって発揮することができます。
面接官の表情やペースに狂わされることなく、自分にできることをしっかりと行いましょう。
面接で緊張するのは「良く魅せよう」と背伸びをするから
「面接になると緊張するからつらい」と感じる場合は、無意識のうちに自分を良く魅せようとしているため、精神的にプレッシャーがかかっています。
志望度が高く本気だからこそ、緊張してしまう状況はよくわかりますが、過度なプレッシャーを自分に与えることはあまりよくありません。
自分を良く魅せようとして、背伸びをしてしまうと体がこわばり、どこか不自然な印象がでてしまいます。
模擬面接ではうまく話せるのに本番の面接では緊張してしまう場合は、無意識のうちに背伸びをしていないか振り返りましょう。
等身大の自分について、自身の言葉でていねいに伝えることを心がけましょう。
面接のつらさを乗り越えた先にあるもの
面接に対して、つらいと感じる原因はさまざまです。
「来週の面接にむけて準備しなきゃ!」と焦ったり、慌てることもあると思います。
そんな面接のつらさを乗り越えるカギは、自己分析を徹底的に行い、最後は等身大の自分でいようと割り切る勇気をもつことです。
模擬面接などで面接練習を重ねることで場慣れをしながら、今の自分を伝えようと決心できれば面接のつらさはなくなっていくことでしょう。



どうして面接に呼ばれたかを考えてみよう!
面接に呼ばれたということは、面接官がたくさんの志願者の中からあなたを選んで「直接話を聞きたい」と思ったからです。
面接に対してプレッシャーを感じるのではなく、自分に興味を持ってもらえたという側面に注目して考えてみましょう。
「等身大の自分を伝えよう」と意識が変われば、さまざまな質問に対しても、堂々と自信をもって「私はこう思う。」とはっきり答えることができるようになります。
まとめ
大学職員の面接を受ける中でつらいと感じる主な原因は次の3つです。
- 自分の人柄についての質問が続くから
- 選考で不採用が続きやすいから
- まわりの友人が自分よりも先に終活するから(※1)
(※1)就職活動を終了すること。就活略語のひとつ。
面接がつらいと感じているときは、面接を過度に意識しすぎてプレッシャーに感じている状態かもしれません。
そんな時は、自分以外の他者に一度話を聞いてもらい、いまの現状を客観視する機会をつくりましょう。
就活生であればキャリアセンターを利用することができるので、積極的に活用しましょう。
転職活動中の方は転職エージェントに相談して、自分に合った求人を紹介してもらいましょう。
大学職員を目指すなら、大学職員の選考対策に実績がある人に相談するのが最も効果的です。
本記事ライターの現役大学職員トキはこれまで100名以上の相談にアドバイスをしており、数多くの方が大学職員に内定しています。
- 大学職員の仕事や待遇がわからない
- 一緒に志望動機や自己PRを考えてほしい
- いまの就職・転職活動で良いのか聞きたい
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