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大学職員のインターンシップで有利になる方法と志望動機の書き方

インターンの志望動機の書き方

就職活動を進めるうえでインターンシップに参加することの重要性はここ数年間で急速に増しています。

これまで、インターンシップを通じて採用に直結させることは禁止となっていましたが、2023年より政府の就活ルール見直しにより、採用直結型のインターンシップが解禁されました。

最近では、採用に繋げる目的や就職後のミスマッチを防ぐために就活生もインターンシップへの参加意欲を高めています。

大学職員サキ

インターンシップを行う大学も増えてきている!

このような就活動向にあわせて、大学職員の採用においてもインターンシップを実施する大学が増加傾向にあります。

この記事では、これまでに100名以上の就活生から相談やOB訪問を受けてきた大学職員がインターンシップに参加するための方法について説明します。

高い人気を集める大学職員のインターンシップは倍率が高くなっています。

事前の対策をしっかりと行い、インターンシップへの参加準備を始めましょう。

目次

大学職員のインターンシップに役立つ志望動機の書き方

大学職員インターンシップの志望動機

人気職業である大学職員のインターンシップでは、参加するために選考を通過しなければいけません。

大学職員のインターンシップにむけてどのような志望動機を考えればよいのでしょうか?

答えは大学職員を志望する理由を自分らしい理由で説明することが求められています。

大学職員のインターンシップで求められる志望動機は「なぜあなたがそう考えるのか?」について、面接官に説得力を持って説明することが必要です。

本選考が始まる前のインターンシップの段階では、専門的な業界知識はそこまで必要とされません。

それよりも就活生自身の考え方やこれまでの頑張った取り組みについて面接官は知ろうとしています。

大学職員トキ

志望動機を考えるために次の4つに取り組もう

大学職員の志望動機を書く前にやること
  1. 自己分析
  2. 志望動機のキーワード出し
  3. 大学職員に求められる能力の確認
  4. 志望する大学が求める人物像の確認

就活生が時間を使って取り組むべきなのが自己分析です。

自己分析をしっかりと行うことで自己理解へと繋がり、就活における土台をつくることができます。

エントリーシート(ES)や面接では、質問を変えながら「あなたはどんな人ですか?」という自分自身に関することを聞かれます。

そのため、自分で自己理解ができていないと大学職員の選考を通過することは難しいといえるでしょう。

まずは志望動機をいくつか書き出してみよう

自己分析がある程度できたら「なぜ大学職員のインターンシップに参加したいのか?」という理由を箇条書きで書き出してみましょう。

そうすることで志望している理由のキーワードが明らかになります。この時のコツとして、深く考えすぎずに表向きの理由から面接では言いづらい本音の動機も含めて書き出してみることがポイントです。

志望動機のキーワードの例
  • 教育業界に興味がある
  • 研究活動をもっと支えたい
  • 大学でしかできないことがある

志望動機のキーワードを把握したら、次に志望大学が求めている大学職員像について調べます。

自己分析によって把握した自分の特徴と大学が求める人物像を照らし合わせながら、志望動機の大枠を完成させましょう。

インターンシップの面接ではあなたの人柄が見られている

大学職員は仕事をするうえで学生だけでなく、さまざまな年齢、職業の人々と関わります。

つまり、考え方もさまざまで異なる背景を持った人々と接していく能力が求められています。

そのため、選考では志願者の人柄を見て、どのような考え方を持っているのかを重視して確認しています。

これまでの経験や苦労したことについて質問しながら、志願者の人柄や考え方をさらに深く理解しようとします。

大学職員のインターンシップに参加するためには、あなた自身のことを面接官に伝えて理解してもらう必要があるため、分かりやすく論理的に自分の考えを伝えていきましょう。

志望動機を面接官に分かりやすく伝えるためには以下の構成で考えます。

志望動機の書き方
  1. 「~という理由から志望します」(結論)
  2. 「なぜなら~だからです」(理由)
  3. 「~と思う。~の経験から」(理由説明)
  4. 「今後~に挑戦したい」(納得感の提供)

相手に伝わる志望動機は構成を意識することで書くことができます。最初に結論をもってきてから、結論の理由を説明して理由を感じた背景や経験を伝えることで面接官に納得感をもって志望動機を理解してもらうことができます。

大学職員の志望動機の書き方は以下の記事で詳しくまとめているので、自分の志望動機が正しく書けているか確認してください。

採用型のインターンシップが解禁された

インターンシップが採用に直結する

日本経済新聞社によると、「政府はインターンシップの学生評価を、企業が採用選考で利用できるようルールを見直す。

5日間以上のインターンシップを対象とするなど期限を定めて、そのうち半数以上は職場での就業体験にあてるインターンシップを対象とする方向で検討する。」とのことです。引用:日本経済新聞社

現在では、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)によって、令和6年度以降の大学、大学院修士課程を対象に一定の要件を満たせば、インターンシップで得た情報を採用選考で使用することが可能となりました。(2025年6月追記)出典:厚生労働省

大学職員モモ

インターンシップが採用に繋がるようになった!

政府がインターンシップを採用活動に利用することを認めたことで、これまで本選考への効果があいまいだった学生のインターンシップに対する位置づけが大きく向上しました。

過去のインターンシップの位置づけ

インターンシップは採用に利用できなかった

政府はこれまでインターンシップを通じて得た学生の情報について、「広報活動・採用選考活動に使用できない」という方針を示していました。

2019年には、就活情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが就活生の「内定辞退率」を予測し企業に販売していた「リクナビ問題」事件などもあり、水面下では学生情報の使用がされていたものの、基本的にはインターンシップと採用活動は無関係というスタンスでした

「リクナビ問題」では、後に個人情報保護委員会や厚生労働省から指導を受けたサービスを利用していたとしてトヨタ自動車、YKK、京セラ、三菱商事などの11社はサービスの利用目的を適切に通知・告知するよう指導を受けた経緯があります。(出典:ITmediaビジネスONLiNE)

これまでもインターンシップが採用活動とはまったくの無関係であるとは言えないとして、インターンシップに積極的に参加している就活生も数多く存在していました。

現在では、三省合意によってインターンシップで得た情報を採用活動に使用することが可能となったため、事実上、採用に直結するインターンシップが増えています。

激しい情報戦によって内定保持者の二極化が進む可能性も

情報社会で就職氷河期

これまで水面下で行われていた「インターンシップを通じた採用活動」について、政府がインターンシップで得た情報を採用活動に利用することを認める方針を示したことで、今後はさらに採用活動が活発になり優秀な学生の青田買い(※1)が予想されます。

(※1)企業が人員確保のために卒業前の学生と早い時期から採用契約を結ぶこと。

これまでは就活ナビサイトを利用した新卒一括採用方式を採用する企業が多かったものの、年間を通じてインターンシップを実施している企業では、新卒一括採用ではなく通年採用へとシフトすることも想定されます。

今後はさらに情報戦が激しくなるなかで、就職活動に必要な情報を“収集できる学生”と“できない学生”による二極化がすすむことが予想されます。

就活の流れに乗り遅れることがないよう就活スケジュールを把握して、自分なりのスケジュールを立てておきましょう。

大学職員トキ

オファー型の就活サイトも活用しよう!

就活の多様化に合わせて、企業から就活生にオファーやスカウトが届くタイプの就活サイト利用が増えています。

就活ナビサイトだけを利用するのではなく、オファー型サイトを活用しながら、幅広い情報が自分のところに集まる仕組みづくりが欠かせません。

就活生にとって就活の情報収集力とは何でしょうか?

それは「情報を選択する能力」だと考えます。まずは就職活動に関する幅広い情報を集めてから、不要な情報には時間を割かない「情報の取捨選択」が今後はさらに重要になるでしょう。

  1. まずは幅広く就活情報を集める
  2. 自分に必要な情報だけを選択
  3. 選択した情報について深く調べる

82.9%の学生がインターンシップの参加に意欲的

学生のインターンに参加したい割合

一般社団法人日本私立大学連盟の私立大学学生生活白書2022によると2021年度に125大学、20,205名の大学生を対象にしたアンケートでは「インターンシップに参加したいと思いますか?」という設問に対して「すでに参加した」「ぜひ参加したい」「興味はある」と回答した学生の合計が2014年は69.7%だったのに対して、2021年は82.9%と大幅に増加しています。

2014年から2021年の8年間の間にインターンシップに積極的な学生が13.2ポイント上昇し、学生の8割以上がインターンシップに参加する状況です。

「インターンシップを通じた採用」が広まることで、就職活動はインターンシップの参加が重要になるという傾向は加速していくことになります。

大学職員の内定を獲得するためにやるべきこと

最近は売り手市場もあって、就活生に有利な採用状況となっていますが、AIの活用などにより、新卒を対象とした採用人数を減少させている企業も増えています。

日本経済新聞によると「3メガバンクが23年春の新卒採用を3分の1に縮小し、計5,000人以上を採用していた2016年と比較すると8割程度少ない」ことが明らかになっており、就活生の採用動向に変化がおきています。

新卒を一括大量採用するのではなく、新卒採用人数を削減し、中途採用においてIT分野などの特定分野の人材を獲得する競争が激化している傾向になります。

このような状況下で就活生が大学職員を目指すためには、情報収集を欠かさずに自分自身の強みやアピールポイントを的確に面接官に伝えるための準備を行わなければいけません。

他の就活生と差をつけるために就活生が取るべき行動は次の3点です。

就活生が取るべき行動
  • 就活情報が集まる仕組みをつくる
  • 自己分析で自己理解を深める
  • 会社説明会・インターンシップに参加する

大学職員になるためには「なぜ大学職員になりたいのか」という志望動機を考える必要があります。

そのためには、大学業界だけでなく、ほかの業界についても理解したうえで大学業界と比較することで違いや大学でしかできないことが見えてきます。

大学職員を目指す就活生は、大学業界だけでなく、民間企業など他業界の選考や情報収集も同時に行うことがおすすめです。

大学職員の就活情報が届く仕組みをつくろう!

就活生が就活情報を集めるのは非常に大変です。大学のキャリアセンターでも就活セミナーを定期的に開催していますが、日々、更新される就活情報は学生が自ら収集していかなければいけません。

就活情報を効率よく集めるための仕組みづくりとしてやるべきことは次の2つです。

  1. 就活ナビサイトへの登録
  2. オファー型就活サイトへの登録

まずは、就活ナビサイトに会員登録をして採用情報や就活生向けの採用説明会に関する情報が入るようにしましょう。

プレエントリーを行うためにマイナビやリクナビといった就活ナビサイトへの登録は欠かせません。

次に他の就活生と差をつけるのが「オファー型就活サイト」への登録です。

オファー型就活サイトの存在は多くの就活生が知っているものの、就活ナビサイトと比べて十分に活用できていない就活生もいる状態です。

大手企業も参入するオファー型就活サイトの利用は他の就活生が利用していないルートで採用情報にアプローチすることができるためライバルと差がつきます。

HR総研の調べによると、2021卒・2022卒の新卒採用動向として、「個別型採用に取り組んだ(マス型採用と併用含む)」と回答した企業が中小企業で70%、大企業でも57%と6割近くが個別型採用を行っていることがわかります。

就活スケジュールが決まっている状況で、必要な情報を就活生が自分でイチから探しに行くことは非常に大変です。

定期的に就活ナビサイトやオファー型サイトから配信される情報の中から、必要なモノだけを取捨選択する方法で効率的に情報収集を行いましょう。

オファー型就活サイトでは、企業から面接のオファーが届くこともあり、「面接機会が少なく経験を積めない…」という就活生の悩み解決に繋がる可能性もあります。

就活では積極的に行動して、自分に有利な情報をどんどん集めていきましょう。

自己分析をしてエントリーシートの準備をしよう

大学職員のインターンシップに参加するためには、書類選考に通過する必要があります。

本選考ではなく、インターンシップの段階から選考が行われるので、いつでもエントリーシートが書けるように自己分析をして自己理解を深めておきましょう。

インターンシップの書類選考では、就活生自身に関することをいろいろ質問されます。

  • あなたはどんな人なのか?
  • なぜ、そう思うのか?

就活ルールやインターンシップの情報が変わっても唯一変わらないもの…

それはあなたの自身の中にある強みや経験です。

今後、就活ルール変更などによってスケジュールが変わったり、社会の変化によって求める人物像に変化はあるかもしれませんが、「自分の経験や強みを相手に伝える」というあなたが面接においてやるべき行動は変わりません。

あなたの強みや経験を相手に伝える重要性は変わらない

エントリーシート(ES)や面接であなたらしさを表現するためには、これまでに取り組んだことや学んだことを整理して、自分の言葉で伝える必要があります。

具体的な自己分析のやり方としては「なぜ?」を3回繰り返して自分に問いかけてみましょう。

  1. なぜそう思ったのか?
  2. なぜ行動に移したのか?
  3. なぜその時に行ったのか?

面接でよく聞かれる学生時代に頑張ったこと(通称:ガクチカ)についても、取り組み内容を暗記して話せるだけでは不十分です。

面接官に伝わるようにあなたの考えや経験を具体的に盛り込んで、共感されるガクチカを目指してください。

就活生向け大学説明会やインターンシップに参加しよう!

志望理由がガクチカを考えていると、なかなかスラスラ書けずに煮詰まるタイミングがあります。

なんだか筆が進まない…。そんな時はいろいろな採用説明会やインターンシップに参加して、実際に行動してみることが重要です。

実際に参加してみることで、大学の雰囲気や就職活動の進め方を掴むことができます。

大学職員への志望度が高くなるだけでなく、経験値を増やすことで煮詰まった志望理由やガクチカを深掘りしながら、言語化できるようになります。

実際に行動することで体験した経験には説得力があり、エントリーシート(ES)を書くときだけでなく、面接でも自信をもって話をすることができるようになります。

数年前までは大学業界は就活生向けのインターンシップを実施していませんでしたが、最近は私立大学を中心にインターンシップを実施する大学も増えています。

夏休みの時期のサマーインターンや冬の時期のウィンターインターンなどに参加してみましょう。

大学職員の採用活動も大きく変化している!

大学職員の採用動向を数年前と比較してみると、大規模な私立大学を中心に新たに大学職員採用の特設ページが開設されるなど少しでも優秀な学生を採用しよう大学全体で熱心に取り組んでいます。

新卒採用を担当する大学の人事部も少ない採用枠を効果的に使うために、エントリーシートだけでなく、グループディスカッションや1分間のアピール動画提供を求めるなど、工夫を凝らして新卒の採用活動に力を入れています。

大学職員モモ

ところで民間企業ではなく大学職員を目指す理由は説明できる?

大学職員をめざすのであれば、民間企業のインターンシップにも参加してみましょう。

大学職員として就職した場合でも、業務を通じて企業の方々との接点は発生するため、民間企業の事業内容や収益構造を知ることは有利に働きます。

「なぜ民間企業ではなく、大学に就職したいのか?」という志望動機を探すきっかけになると思います。

「民間企業も実際にみた結果、○○という違いを感じて~という観点から大学職員を志望した」という説明ができれば説得力も増して面接官も納得できる内容になります。

ぜひ、インターンシップには積極的に参加してみましょう。

まとめ

これからの就職活動においては、今まで以上に情報戦が激化する見通しです。

大学職員の採用活動も基本的には、民間企業の採用活動と同じような手順をたどるので、大学だけでなく積極的に他業界の選考を受けてみましょう。

実際に大学で働く大学職員として就活生に伝えたいことは、「情報であふれる今だからこそ、変わらないものを見つめ直そう」ということです。

あなたのこれまでの取り組みや経験は誰にも変えることはできません。自信をもって自分の言葉で相手に伝えることができるように準備をしてください。

就職活動はだれでも初めてのことなので、当然、最初はやり方が分からなくて当然です。

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