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【なに聞くの?】大学職員のOB・OG訪問で良い質問40選と悪い質問3選リスト

大学職員にOBOG訪問するときの質問リスト43選

大学職員にOB・OG訪問をするときに質問するべきことは目的に応じた質問です。なぜなら、OB・OG訪問は大学職員から生の声を聞くことで志望動機を考えたり、大学業界への理解を深めたりするための手段だからです。

OB・OG訪問することで自分の目標に到達するための質問を考えることが重要です。残念ながら多くの人はOB・OG訪問することが目標になっているいます。

この記事ではこれまで50名以上の就活生や転職者からOB訪問を受けている現役の大学職員がOB・OG訪問での質問について良い質問と悪い質問をそれぞれ紹介します。

この記事を読むことで、これまで漠然としていたOB・OG訪問をする目的が明確になり、大学職員に質問すべきことがわかります。さらに印象を悪くしてしまう質問を知っておくことでOB・OG訪問を成功させることができます。

結論、大学職員へのOB・OG訪問では「なぜこの質問をしているのか?」という目的まで相手に伝えることができれば好印象へとつながり、知りたかったリアルな大学職員の姿を聞くことができます。

目次

OB・OG訪問する目的を明確にして質問を考えよう

就職活動や転職活動をする際に「実際に大学で働く大学職員にOB・OG訪問をした方がいい」といわれますが、何のためにOB・OG訪問するのか明確になっていないケースが多くあります。大学職員にOB・OG訪問する目的によって質問すべき内容は変わります。

OB・OG訪問する目的ごとに質問すべき内容は以下のとおりです。OB・OG訪問では大学職員からどんな話を聞きたいかイメージしてから質問しましょう。

大学職員の仕事を理解するための質問

質問1.現在の担当業務を教えてください!
質問2.1日の業務スケジュールはどんな感じですか?
質問3.大学職員になる前となった後のギャップはありましたか?
質問4.大学職員の仕事はどんな人と関わることが多いですか?

大学職員に就職・転職するためには大学職員の仕事を理解することが大切です。大学職員の仕事を把握することで自分の強みや弱みといった自己PRをどのように活かせることができるか考えることができ、志望動機を考えやすくなります。

大学職員の採用人数は年間で数名程度と少ないため、インターネット上の口コミサイトなどでも情報が集まりにくい傾向があります。OB・OG訪問を通じて現役の大学職員からリアルな仕事内容を聞くことで他の就活生や転職活動中の方と差別化を図ることができます。

面接の場でも「実際に大学で働く大学職員から○○という話を聞いて」とあなたの主張や動機の根拠として利用することができます。OB・OG訪問では大学職員の仕事を理解する目的で質問をしてみましょう。

大学職員にOB・OG訪問する前に仕事内容を把握しておきたい方は以下の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。

大学職員の志望動機に役立てるための質問

質問5.大学職員を志望した理由を教えてください!
質問6.まわりにいる大学職員はどのような人が多いですか?
質問7.大学職員の仕事で成長を感じた瞬間を教えてください!
質問8.仕事を頑張る原動力は何ですか?
質問9.大学職員に就職・転職する際の決め手は何でしたか?
質問10.大学職員として活躍している人の共通点を教えてください!

大学職員になりたいけど、志望動機を言語化するのが難しいと悩んでいる方は多いです。原因は大学職員の仕事への理解が不十分だったり自己分析が足りていなかったりといくつかありますが、実際に大学職員として働くOB・OGがどのような志望動機を持っていたのかを聞くことで今までになかった視点や考え方を得ることができます。

「大学職員の志望動機について答えを教えてほしい」という質問をするのではなく、自分がやりたいことや理想とする環境が大学という職場にはあるかを確認するための質問をしてみましょう。大学職員が仕事をする上でやりがいを感じたり、いきいきとするポイントを聞くこともあなたの志望動機を明確なものにする手助けとなります。

大学業界について知るための質問

質問11.大学の年度予算に関して傾向や思うことはありますか?
質問12.大学職員は他大学との交流が頻繁にあると聞きましたが本当ですか?
質問13.18歳人口の減少など次の10年に向けて大学が取り組むべき課題は何だと思いますか?
質問14.他大学を分析するときに使う方法を教えてください!
質問15.大学の特徴と課題を教えてください!
質問16.大学業界の将来性についてどのように考えますか?
質問17.大学の中長期事業計画について具体的に業務で取り組んでいることはありますか?
質問18.AIなどの進歩によって今後、大学職員の仕事はどのように変化すると思いますか?

大学業界の知識を得るために各大学の中長期事業計画を参考にする方法があります。しかし、どの大学も抱えている課題は定員充足率の問題や大学の独自性を高めるための取り組みなど似通ったものが多く、大学ごとの比較をしたり業界の傾向を掴むことは難しいです。

現役の大学職員に大学業界に関する質問をすることで、入試業務を担当する大学職員なら各大学の受験者数や入学者数の推移、研究支援を担当する大学職員なら科研費(※1)の獲得総額・件数などそれぞれの観点による分析や見解を聞くことができます。現場で仕事をする大学職員から大学業界に関するコメントを引き出せるような質問をしてみましょう。(※1)科研費とは科学研究費助成事業の略で文部科学省が助成する学術研究のための競争的研究資金のこと。(出典:文部科学省)

大学職員のワークライフバランスについて知るための質問

質問19.1年間の業務量はどのような感じですか?
質問20.休日の過ごし方について教えてください!
質問21.仕事が終わったらどんなことをしていますか?
質問22.長期休暇の思い出はありますか?
質問23.仕事で悩むことはありましたか?

大学職員が働く大学という職場は4月に始まり翌3月に終わりを迎える年度単位で動く仕事が多いため、季節労働といわれるように1年間を通じて業務量に差があります。そのためOB・OG訪問をする時期によって忙しさが異なる点に注意しましょう。

ワークライフバランスに関して知りたい場合は休日の過ごし方や長期休暇について質問することで、間接的に日頃の残業時間や休日出勤の様子を聞くことができます。年度末や年度初めの2月から4月の時期を除いて、多くの大学職員はプライベートと仕事の両立を充実させているので積極的に質問して大学職員の働く様子を知りましょう。

2月から4月は繁忙期だが6月から9月の夏の時期は比較的余裕がある!

自分の志望度を確認するための質問

質問24.大学職員の魅力を教えてください!
質問25.大学の文化やカルチャーについて教えてください!
質問26.大学業界は年功序列というのは本当ですか?
質問27.大学職員の仕事を通じて身につく能力やスキルはありますか?
質問28.職場の若手はどんな仕事をしていますか?

就職活動や転職活動において内定先の中から1社を決める選択は今後の人生を大きく左右する重要な決断です。そのため「本当にこの大学に就職する選択でよいのか?」と最後のさいごで迷わないためにも自分が希望する職場、職種かどうかを確かめておく質問をしましょう。

職場選びや職業選びに関する質問の場合、OB・OGが自分のキャリアや成果を振り返るような質問をすることで、あなたが就職した後の未来像を知ることができます。特に文化やカルチャー、身につく能力などを事前に知っておくことで「思ってたのと違う!」と就職後に感じるギャップを最小限に抑えることができます。

就活や転職活動の対策に関する質問

質問29.就活生だった当時、意識していたことを教えてください!
質問30.転職活動をする際のポイントはありますか?
質問31.大学職員の内定に向けて手ごたえを感じた瞬間はありますか?
質問32.今の私に足りないものがあれば教えてください!
質問33.大学業界以外に見ていた業界を教えてください!
質問34.面接官と話をする上で心がけていたことを教えてください!

倍率の高い大学職員への就活・転職活動はしっかりと準備をしなければ成功しません。就活や転職活動のことで悩んでいたり、相談したいことがある場合はOB・OG訪問の機会を利用して相談しましょう。先輩の大学職員が当時どんな対策や準備をしていたかを聞くことは非常に役立ちます。

大学職員になるために欠かすことができない対策や準備のやり方については、以下の記事でまとめているのでチェックしてください。

OB・OG訪問でしてはいけない質問と対策方法

大学職員のOB・OG訪問では、初対面の相手に対して年収や休日数などデリケートな質問をする場合には注意しましょう。とはいえ、就職先を決める上で必ず確認しておきたい項目でもあります。

年収や休日について質問する場合は、直接的な質問ではなく自分が必要とする理由を交えながら間接的に質問する方法を解説します。

年収や給料に関する質問は避けよう

大学職員の年収や給料を教えてください!

大学職員のOB・OG訪問で初めて会う相手に対して年収や給料に関する質問をすることは避けましょう。どうしても知りたい場合は具体的な金額ではなく他業界との比較や自身の目的を達成できるかどうかといった指標を示して質問しましょう。

質問35.金融業界の平均年収は650万円というデータを見ましたが大学職員も同じくらいの認識で良いですか?
質問36.奨学金を返済する必要があるのですが毎月3万円を返済に充てることは可能でしょうか?

多くの人は初対面の相手から自分の年収を聞かれることに抵抗感やためらいを感じます。相手の年収を知りたいという趣旨ではなく、自分が必要とする金額に対して現実的かどうかを確認する目的で質問することで直接的だった質問をマイルドに緩和することができます。

年収や収入に関する質問はデリケートな要素が多いので、初対面の相手の場合は控えておくのが無難です。大学職員の年収を知りたい方は以下の記事で国立大学と私立大学の年収ランキングを現役大学職員がまとめているので参考にしてください。

休日や福利厚生に関する質問ばかりするのは辞めよう

ワークライフバランスを重視したいので休みが多いか教えてください!

休日が多く、仕事とプライベートのバランスを保つことは多くの方が望んでいます。しかし、これから一緒に働くことになるかもしれない先輩の大学職員の立場になって考えると「楽な仕事を探している」印象を与える可能性があります。

質問37.吹奏楽の活動は周りをみる能力を養うので社会人でも続けたいのですが休日出勤などは頻繁にありますか?
質問38.家族が増えても仕事を続けたいのですがお子さんがいる職員の方はどのように働いていますか?

仕事だけではなく充実したプライベートの時間を確保したいというのは誰もが抱く望みです。そのため、自分が希望する休日数や休日出勤の有無などは採用担当者ではなく、実際に働く大学職員から生の声を聞くことに意味があります

大切なことは何のために休日数や残業時間を確認したいのかという目的を示したうえで質問することです。初対面を相手にしたOB・OG訪問の場合はある程度、表向きな理由というのも必要です。

大学職員は楽な事務作業をすると決めつけた質問

事務職を希望しているので大学職員は私にぴったりですよね?

「大学職員=楽な事務職」というイメージは捨てましょう。大学職員は教員や学生以外に外部の業者さんや卒業生など多くの方々とコミュニケーションをとって仕事を進めていきます。デスクに座ってただ事務処理だけをしたいのであれば別の職業をおすすめします。

質問39.仕事をする上で大切にしていることを教えてください!
質問40.これまでの仕事で辛かった経験を教えてください!

大学職員の業務内容を理解しないまま入職すると、入職後に想像と違う仕事をすることになり大きなギャップを感じて自分自身がつらくなります。大学職員の良い面だけでなく苦労する面についても事前にOB・OGから話を聞いておきましょう。

以下の記事では、教務課で働く大学職員の仕事内容を詳しく解説しています。大学職員が事務作業だけをしているわけではないことが分かるので確認しておきましょう。

OB・OG訪問する際の正しいメールの送り方

大学職員にOB・OG訪問するためには、簡潔でわかりやすいメールを心がけましょう。1日100通以上のメールを受信する大学職員から返信をもらうために最低限のビジネスマナーを踏まえてメールを送る必要があります。

OB・OG訪問メールのポイント
  • メールの題名で内容を簡潔に伝える
  • 宛先と差出人を記載する
  • 要件を整理して簡潔に書く

大学職員へのOB・OG訪問でメールを送るタイミングは訪問の依頼をする時だけではありません。主な3つのシチュエーションごとに何を伝えたいのかを明確にしてメールを送るようにしましょう。

OB・OG訪問を申し込むときのメール

OB・OG訪問を依頼するときに初めて送るメールです。このメール文章であなたの第一印象が決まるので丁寧な文面を心がけましょう。突然のメールになるのでOB・OGの連絡先を知った経緯になどについても触れておきましょう。

OB・OG訪問が決まってからのメール

OB・OG訪問の日程が決まったら事前に質問リストをメールで送りましょう。OB・OG訪問を受けてくれる大学職員も貴重な時間を使って面談をするため、少しでも役に立つ時間にしたいと考えています。事前に質問したい内容が分かっていれば関連資料などを事前に調べておくことができます。

OB・OG訪問が終わった後のお礼メール

OB・OG訪問後のお礼メールはコピー&ペーストで使いまわすテンプレートメールを送らないように気をつけましょう。現役の大学職員から話を聞いて感じたことや理解したことなど自分の意見を交えてメールすることが大切です

大学職員にOB・OG訪問するための方法・探し方

大学職員へのOB・OG訪問で苦労するのが訪問相手を探すことです。大学職員の知り合いがいる先輩や友人がいない場合は紹介ではなく自分で大学職員を探さなければいけません。大学職員にOB・OG訪問するための方法は次の3つです。

大学職員にOB・OG訪問する方法
  • 大学のキャリアセンターを活用する
  • SNSで大学職員を探す
  • 企業が運営するOB・OG訪問サービスを利用する

大学職員なら自分の大学で働いているからといって教務課などの窓口でいきなりOB・OG訪問の依頼をするのは避けましょう。就活が本格化する3月から4月の時期は年度末・年度初めの時期で大学職員にとっての繁忙期になります。

相手の状況をよく考えた行動を心がける必要があるので、自分が在籍する大学の職員にOB・OG訪問したい場合はまずはキャリアセンターで相談してみることをおすすめします。

現役の大学職員が教える具体的なOB・OG訪問の方法は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

まとめ

大学職員にOB・OG訪問するときの質問はどんな目的でOB・OG訪問をするのか明確にしておくことが大切です。困っていることに対する解決のヒントを得たり、志望度を高める話を聞いてみましょう。

どのような質問をしたらよいか迷ってしまう場合は次の目的の中で自分が当てはまるものを選択して質問することで有意義なOB・OG訪問を行うことができます。

せっかく大学職員から話を聞くことができるからといって、踏み込み過ぎた質問やデリカシーに欠ける質問には注意しましょう。初対面の相手に年収や給料、休日日数を直接的に質問することは控えるべきです。

デリケートな内容を質問するときには注意をしよう!

大学職員を目指して就活や転職活動をしていると非常に忙しい中でも少しずつすすめていく必要があります。OB・OG訪問する相手を探したり、どんな質問をしたらいいか迷って困るという方は当記事ライターの現役大学職員トキに相談してください。

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