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ホワイト企業!転職で大学職員が人気の理由はノルマなしで高年収だから

大学職員がホワイトで転職人気な理由

ホワイトな職種として人気を集める大学職員ですが、「就職活動をしている頃は大学職員なんて知らなかった」という方も多いのではないでしょうか。

銀行員や公務員から転職する方が多い大学職員ですが、ホワイトな職業と言われる理由を調査しました。

この記事では現役の大学職員が「実際に転職した大学職員へのインタビュー」などを通じて大学職員が転職先として人気を集める理由を解説します。

  • 大学職員は休みが多くて有給休暇も取りやすい
  • 大学職員は高年収で年収1,000万円を超えるケースもある

結論、現役の大学職員として働いて感じることは「大学職員は評判とおりのホワイト」ということです。

記事末尾では「大学職員への転職で重要なポイント」について紹介しています。

目次

大学職員は休みが取りやすい職業

大学職員は休みが取りやすい

大学職員には有給休暇だけでなく、夏季休暇や年末年始休暇が与えられているため年間を通じて休みが取りやすい職業です。

仕事の内容も担当業務が割り振られているので、自分のペースで仕事を進めやすいことから休みたい日に休みが取りやすい環境があります。

就活四季報(出版:東洋経済新報社)によると東洋大学は夏季休暇が23日間、年末年始休暇は9日間の取得が可能です。

大学によっては、授業実施期間外に一斉休暇期間を設けることで大学の教職員が休みを取りやすい環境をつくっています。

大学職員サキ

有給休暇もしっかり取得できるわよ!

有給休暇の取得状況も付与された日数の半数以上を取得している大学が多く、仕事のスケジュール管理を行うことで休みが取りやすい職場であることがわかります。

大学職員の休暇日数と有給取得率
夏季休暇年末年始休暇有給取得状況
早稲田大学連続9日間12月29日~1月5日14.8日/20日
明治大学20日間12月26日~1月7日14日/20日
北里大学5日間12月29日~1月3日11.4日/20日
昭和大学6日間12月29日~1月3日9.1日/20日
法政大学7日間12月27日~1月6日10.1日/20日
東洋大学23日間9日間10日/20日
引用:就職四季報

私立大学の大学職員は年功序列で高年収

大学職員の年収は高い

大学職員の年収は私立大学の方が国立大学の大学職員よりも高年収になる傾向があります。

私立大学の中でも学生数・教職員数の多い早慶・関関同立・MARCHといった大学職員の年収は高い傾向にあり年収1,000万を超える大学も存在します。

大学職員は年功序列の風習が根強く残っているため、年齢や役職ごとに基本給が決まっています。基本給に加えて人事評価で金額が変動する能力給与もあるため年収に若干のばらつきはありますが、基本的には年齢に応じて年収が上がっていきます。

千葉大学
求人情報詳細
給与月給\224,500~
基本給\224,500~を含む/月

【モデル年収】
年収500万円 入社3年目 一般(月給27万円+賞与)
年収650万円 入社8年目 主任(月給35万円+賞与)
年収1000万円 入社18年目 課長(月給55万円+賞与)
出典:リクルートエージェント

実際に転職サイト「リクルートエージェント」で求人情報を探してみると千葉商科大学でモデル年収1,000万円の転職求人が掲載されていました。大学職員の年収ランキングについては以下の記事にまとめています。

\ リクルートエージェントの公式サイトに移動します/

大学職員のボーナスは80万円~100万円以上の大学が多数

大学職員のボーナスは金額が高いと有名です。大学職員の勤務年数や基本給によってボーナス金額は変わります。

当記事ライターの現役大学職員トキがTwitter上で「大学職員のボーナスはいくら?」とアンケートを実施したところ、117名から回答があり以下の結果となりました。選択肢に「結果だけみる」を入れたことで閲覧目的のランダム選択を回避しておりアンケートの信ぴょう性は非常に高いです。

筆者実施アンケート:大学職員の冬のボーナス(回答期間4日間)

117名が回答した「大学職員の冬のボーナス金額アンケート」では、「結果だけみる」を除くと80万円~100万円以上の回答が最も多く、次いで50万円~79万円と回答した方が2番目に多い結果となりました。

大学職員のボーナス支給は夏と冬の年2回支給が多く、なかには春にも支給する年3回ボーナスの大学も存在します。ボーナス支給額が50万円以下だった方は13.7%と景気動向に左右されにくい給与体系は大学職員の魅力のひとつです。

国立大学で働く大学職員の良いところ

国立大学で約10年間勤務した大学職員に「国立大学の良いところ」を聞いてみたところ次の3つがありました。

国立大学の大学職員で良かったこと
  • 地方では大学名(勤務先)で名が通る
  • 若いうちからいろいろな業務を経験できる
  • 職場には落ち着いた雰囲気の人が多い

国立大学はブランド力もあることから、勤務先の名が通るということで誇りをもって仕事をしている方が多いです。

新卒で国立大学の職員になった場合、2年から3年の短いスパンで異動を繰り返すことで幅広い業務を経験することができます。

国立大学に勤務する大学職員は公務員志望だった方も多く、非常に落ち着いた方が勤務しています。

大学職員の仕事はノルマがない

大学職員はノルマがない

大学職員が人気を集める理由のひとつに「ノルマがない」という点が挙げられます。

実際に地方銀行員から大学職員に転職した方にインタビューした際も、ノルマがない環境に驚くとともに日常的に追い詰められる感覚がないのでホワイトな職場だと感じたとのことでした。

大学職員の仕事の多くは年度単位の業務が多く4月から翌年3月にかけて業務を行います。

そのため、四半期ごとのノルマなどが存在することなく毎日、数字に追い詰められることはありません。

ただし、補助金獲得や寄付金集めなど部署によっては目標金額を定めて業務を行う部署があります。

営業職や銀行員のように全員にノルマが課せられるということはありません。

大学職員の仕事は年度単位の季節職業

大学職員の年間業務量グラフ
当記事ライター(現役大学職員)の経験に基づくグラフ

日本の大学は4月から始まり翌年3月までの年度制度を採用しています。

大学によっては半期ごとに学期始めを迎えるセメスター制度を導入していますが、基本的には年度単位で大学職員の仕事も行います。

大学職員の仕事は季節によって業務量や繁忙期が変動する季節職業と言われています。

具体的には年度を締める業務を行う年度末(2月~3月)と新年度を迎える時期(3月~4月)に繁忙期を迎えることが多く1年間の中で最も業務量が増える時期です。

特に年度末は業務の難易度が上昇するというよりも、業務量や作業工数が増えるので大学職員には素早く事務処理を行い、派遣職員やパート職員に的確な指示を出すことが求められます。

年度単位で動く大学職員の仕事は4月から翌年3月までの1年間業務をやり遂げて初めて一人前になるという習慣があります。

人事異動などで担当替えになった場合は「まずは最初の1年間」を頑張って乗り越える必要があります。

大学職員の年度末業務はブラックかもしれない

大学職員は超ホワイトと言われていますが、年度末の時期に限っては業務量が多くイメージと異なるかもしれません。

年度末の3月頃はどの部署も繁忙期のため、勤務時間内に他部署への問い合わせをいくつも行うことがあります。

大学職員は自身の担当業務だけでなく、教員からの問い合わせ対応なども同時進行で行う必要があるため、問い合わせや会議が続いた日などは定時で業務を終わらせることが難しく残業になることも珍しくありません。

大学職員トキ

私も年度末は残業しています!

当記事ライター現役職員トキの実体験としても年度末の時期は残業になることが多いです。

年度末/年度始め忙しさ残業時間
2月(年度末)20時間/月
3月(年度末)45時間/月
4月(年度始め)50時間/月
当記事ライターの異動1年目の残業時間

人事異動や派遣職員の交代時期などで人手が足りない場合は非常にハードな業務スケジュールになりますが、「毎日終電で帰る」ということはなく、予定がある場合は1週間の業務スケジュールを調整して早めに帰る日をつくることができます。

夏の時期は超ホワイトで休暇を楽しむことができる

季節職業の大学職員は年度末、年度始めの業務量が多くなる一方で夏の時期は比較的、業務量が落ち着いています。

6月~9月は次年度以降に向けた改革の検討などを行うことが多く、新カリキュラムの検討や新しい奨学金制度の検討などを行います。

業務量が落ち着く夏の時期は、仕事のスケジュールを立てやすく夏季休暇期間もあることから「まとまった休暇」を取得して海外旅行などに出かける大学職員もいます。

このほかにも公演やライブに合わせて休みを取得する「推し活動」を楽しむ同僚や家族との時間を大切にする同僚が多く存在します。

大学職員の働き方は「年間を通じてメリハリのある働き方をしたい」方にとってはぴったりの職業といえます。

大学職員は全国転勤がないので人生設計しやすい

大学職員は学校法人に雇用されて大学で勤務することになります。大学職員はキャンパスの数だけ勤務地が存在することになりますが、多くの大学では1つのキャンパスだけで大学運営をしていたり、同一県内・隣接県内にキャンパスを設置していたりと勤務地が限定されています。

キャンパスの変更には土地・建物・工事費用など多額の費用がかかるため1つのキャンパスを何十年間も使用することになります。

大学職員の勤務地は「キャンパスがある場所」に限定されるため全国転勤がない職業としてマイホームの購入など人生設計がしやすく人気を集めています。

大規模私立大学に勤務する大学職員の場合、「全国転勤がある代わりに高年収の金融機関」と同額程度の年収をもらえることから20代~30代で金融機関から大学職員に転職する方も多く存在しています。

ただし、一部の学校法人では附属高校などを全国各地に設置している場合があり、勤務地が関東エリアから九州エリアまで幅広いケースがあります。特に私立大学の場合は全国各地に拠点を構えている場合があるので、事前に勤務地の可能性がある地域を調べておきましょう。

大学職員への転職求人は実はたくさんある

大学職員に転職するために

大学業界は18歳人口の減少などの影響で、変革の時期に差し掛かっています。

管理職世代のベテラン職員が毎年、定年退職を迎えるため大学は「人員確保と新たな知見の獲得」を目的に中途採用の転職求人を掲出しています。

大学職員に転職するためにはどうしたらいいですか?

とにかく転職求人にエントリーしてみることです。

当サイト「大学職員になる」では、毎月の大学職員求人状況を確認していますが頻繁に転職求人が変化しています

大学職員への転職で勘違いすること
  • 1つの転職求人がずっと掲載されている
  • どの転職サイトを利用しても同じような転職求人がある

大学は年度ごとの予算に基づいて活動を行っているので「大学職員の採用活動」にも予算があります。

つまり、大学職員の採用活動は民間企業のように多額の予算や広告費をかけて募集活動を行うことができません。

  • いい求人からすぐに埋まり掲載されなくなる
  • 予算に限りがあるので転職サイトを厳選して求人を載せている

大学職員への転職を成功させるポイントは上記2点を理解して転職求人にエントリーすることです。

大学職員の転職求人がたくさん掲載されているサイトを以下の記事で紹介しているのでまずはどんな求人があるのか確認してみましょう。

まとめ

大学職員がホワイトと言われる理由は休みの取りやすさにあります。大学によっては夏季休暇が20日以上、年末年始休暇が9日以上あるところも存在します。

年収については、国立大学よりも私立大学の方が約1.5倍ほど多く、年収1,000万円を超える大学があるほどです。さらに全国転勤がないという部分も子育て世代にとって人生設計をしやすい部分が人気を集める理由です。

しかしながら、大学職員は1年を通じてホワイトということはなく、年度単位で仕事を進める季節職業のため年度末・年度始めを迎える2月~4月頃は非常に忙しくなります。

繁忙期は残業が続く期間もありますが、夏の時期は比較的業務量も落ち着いていて閑散期となるため自分のペースで業務スケジュールを調整して、休みを取得しながらライフ・ワークバランスを保って働くことができます。

これから大学職員への転職活動を行いたいと考えている方は以下の転職活動6ステップを参考にしてください。現役の大学職員が転職求人の出やすい時期や年齢ごとに必要とされる能力について解説しています。

転職活動の流れを理解したら、どんな大学職員の転職求人があるのか確認して、気になる好条件の求人があれば積極的にエントリーしてみましょう。以下のおすすめ転職サイトでは大学職員の転職求人を豊富に扱うサイトを紹介しています。

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