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- 土岐 光(大学職員)
-
関東の私立大学に勤務する現役の大学職員。多数のWebメディアで監修・執筆の実績あり。これまでに100名以上の就職・転職支援を実施して10名以上が大学職員に内定。大学職員の情報をYoutubeで発信。
現役の大学職員として勤務していると友人や転職希望者から「大学職員という仕事は知らなかった。転職するにはどうしたらいいの?」という相談をたくさんいただきます。
東証プライム市場に上場しているような大企業であれば、知名度も高く、だれもが知っている企業ばかりですが、大学職員という職業はまだまだあまり知られていません。
この記事では現役の大学職員がこれまで100名以上の転職希望者から相談を受けてきた中で多かった質問
- 未経験でも大学職員に転職できますか?
- どのように大学職員の転職活動をしたらいいですか?
といった質問への回答として、大学職員に転職するための手順、おすすめの転職サイト、年代ごとに求められる能力について紹介します。
- 転職するためにやるべき6つの手順
- 大学職員の求人があるおすすめの転職サイト
- 年代ごとに求められている能力
国立大学職員への内定者インタビュー
大学職員の転職活動で気になること8選
大学職員は20代中盤~30代前半で結婚や出産を機にライフステージの変化があったタイミングで、仕事と私生活のバランスを考える方の転職先として公務員と同じく人気を集めています。
大学職員経験者が他大学に転職するだけでなく、営業職や金融機関、学校教諭など他業種から大学職員に転職している方もたくさんいます。
- ノルマがない
- 年功序列で年収が毎年増えていく
- 転勤がなく、人生設計を考えやすい
実際に大学職員への転職を考え始めると、いろいろな疑問が生まれてくるでしょう。
大学職員を目指して転職活動を始めた人が特に感じる8つの疑問点について、現役の大学職員がわかりやすく解説します。
- 未経験・他業界からでも転職できるの?
- 未経験者で転職した人の割合はどれくらい?
- 大学職員ってどんな仕事をしているの?
- 国立大学・私立大学どっちに転職するのが正解?
- 働き方、1日の流れ、年収、福利厚生はどうなの?
- 求人応募の方法は?職務経歴書や面接対策の方法は?
- 大学職員になるために必要なスキル・能力はあるの?
- 大学職員の内定後にやるべきことはあるの?
未経験・他業界からでも大学職員に転職できる
- 未経験や他業界からでも大学職員に転職できますか?
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できます。大学職員になるために必須の資格などはありません。
大学職員に転職する場合、未経験や他業界からでも転職することができます。
実際に大学の職場では他業界からの転職者も活躍していて、前職は営業職や銀行員、公務員などさまざまです。
大学職員になるために必ず持っておかなければいけない資格はないので、転職したい志望先の採用試験を通過すれば、職歴に関係なく大学職員になることができます。
他業界から大学職員に転職した方の対策方法が気になる場合は、当記事ライターの現役大学職員トキが支援した方の内定者インタビューを参考にしてください。
大学職員への転職者のうち81.2%が他業種から転職している
- 未経験者で大学職員に転職した人はどのくらいいますか?
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大学職員に転職した人のうち、81.2%が「他業種から転職した」と回答しました。
大学職員に転職した人の中で未経験・他業種から転職した人の割合をアンケート調査したところ、8割以上の人が他業種からの転職だったことがわかりました。
たとえ、他業種からの転職であっても、これまでの取り組みをしっかりと面接官にアピールして転職後に活躍する姿をイメージしてもらうことで大学職員になれることがアンケート結果からもわかります。

大学職員の仕事は幅広いので異動すれば転職した気分
- 大学職員はどのような仕事をしていますか?
-
学生や教員と関わる教務課、卒業生と関わる寄付金業務など幅広い分野の仕事があります。
大学職員が働く大学は教学部門と法人部門の大きく2つに分かれており、それぞれ全く異なる仕事をします。
専任職員といわれる総合職は人事異動によってジョブローテーションを行いながら、教学部門と法人部門のどちらの業務も経験することになります。
教学部門 | 法人部門 |
---|---|
学生支援課 教学企画課 入試部 キャリアセンター 国際連携課 など | 教務課人事部 管財部 財務部 経営企画部 監査室 など | 総務部
最先端の研究支援なら国立大学・高年収なら私立大学がおすすめ
- 国立大学と私立大学はどちらに転職するのが正解ですか?
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日本の研究を支援したいなら国立大学、年収や福利厚生を重視するなら私立大学です。
どの大学でも研究活動を行っていますが、国立大学ではそれぞれの専門分野においてトップレベルの研究者が集まっています。
2023年9月には東北大学が国際卓越研究大学※1の認定候補に選定されるなど我が国を代表する研究大学として期待されています。
日本の研究力を身近で支える仕事がしたい場合は国立大学を候補に入れて検討してみましょう。
※1「国際卓越研究大学制度」とは、国際卓越研究大学の研究及び研究成果の活用のための体制の強化に関する法律(令和4年法律第51号)により、国際的に卓越した研究の展開及び経済社会に変化をもたらす研究成果の活用が相当程度見込まれる大学を国際卓越研究大学として認定し、当該大学が作成する国際卓越研究大学研究等体制強化計画に対して、大学ファンドによる助成を実施するものです。これにより、国際卓越研究大学における研究環境の充実、優秀な人材の獲得を促し、知的価値創造の好循環を形成することで、我が国の学術研究ネットワークを牽引し、諸外国のトップレベルの研究大学に伍する研究大学の実現を図っていくことが期待されます。(出典:東北大学)
年収や福利厚生を重視して転職をする場合は私立大学への転職を検討しましょう。関関同立やMARCHなどの大規模私立大学では、年功序列で毎年、年収が上がる傾向にあり長期休暇も充実しています。
気になる国立大学と私立大学の年収やボーナスについては、以下の記事にまとめてあるので活用してください。
大学職員の1日の働き方を紹介
- 大学職員の働き方や年収はどんな感じですか?
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授業実施期間は土曜や祝日も出勤があります。年収は大規模私立大学の場合、40歳代で1,000万円を超える大学もあります。
大学職員の1日の働き方は教員や職員との打ち合わせが多く、学生対応なども発生します。
このほかに業者対応などもあるため、大学事務だからといって、事務作業を黙々とやっているわけではなく、人と会話する機会が多くあります。
授業実施期間中は土曜や祝日も授業を行っているため、教務課など学生対応部署は窓口を開室して職員も出勤します。
その代わり祝日などの休日に出勤した場合は後日、振替休日として休みを取得します。
教務課で働く大学職員の1日の流れ
大学職員の転職求人は転職サイト・転職エージェントで探そう
- 転職の求人にはどうやって申し込めばいいですか?
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大学職員の転職求人は転職サイトや転職エージェントから申し込むことができます
大学職員に転職する場合は転職サイトや転職エージェントに求人が掲載されてるのでチェックしてみましょう。
どの転職サイトでも同じように転職求人が掲載されているわけではありません。
転職サイトによって大学職員の求人が多く掲載されているサイトと少ないサイトがあるので注意しましょう。
仕事を続けながら転職活動をしている人は無料で使えるエージェントを活用して、面接の日程調整や年収交渉などを代行してもらうことで効率的に転職活動ができます。
- 大学職員の求人は一部の転職サイト・エージェントに集中的に掲載されている
- 大学職員の求人には掲載が多い時期と少ない時期がある
- 転職エージェントの代行を活用できれば忙しくても転職できる
当記事ライターの現役大学職員トキは毎月の転職求人をチェックしながら、おすすめの転職サイトやエージェントを以下の記事で紹介しています。
大学職員への転職を成功させたいなら、求人情報の収集は欠かせないので必ずチェックしておきましょう。
面接対策は何度も練習して経験を積むのが効果的
- 大学職員の面接対策はどうすればいいですか?
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大学職員の転職面接で必ず聞かれる質問に答える練習をしましょう
大学職員に転職する場合、面接では民間企業の採用と同じような質問がされます。
その中で必ずされる5つの質問には、自信をもって答えられるように事前の準備しておきましょう。
面接練習では、まずはどんな内容を回答するのかを頭の中で整理します。
次に自分だけでロープレする方法もありますが、転職エージェントや友人など他者から質問してもらって模擬面接を繰り返すことで、面接で伝えたい内容を伝えられるようになります。
本番で後悔しないためにも面接練習を繰り返し行って、準備をしましょう。
大学職員に必要なスキルはコミュニケーション能力
- 大学職員になるために必要なスキルはありますか?
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いろいろな背景や立場の人々と会話をするので、コミュニケーション能力が必要です
大学職員は特定の学生や教員だけと仕事で話をするわけではなく、さまざまな背景を抱えた方々と会話をすることになります。
時には、お互いの利害が一致しない相手であっても、交渉をして物事の調整をしなければいけません。
コミュニケーション能力と聞くと漠然としていますが、「相手の立場になって考える力」が特に大学職員には必要です。
これから大学職員を目指すのであれば、相手の気持ちを意識して日々の仕事に取り組みながら、話せるエピソードを用意してみましょう。

大学職員の内定後には現職の退職準備と入職日の調整をしよう
- 大学職員の内定後にやるべきことはありますか?
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入職日の調整と現職の退職準備です
大学職員の内定が決まったら「いつから入職できるのか」を採用担当者と調整しましょう。
転職エージェントを利用している場合は入職日の日程調整を代行してくれるので希望を伝えておきましょう。
同時に現職の退職準備をしなければいけません。
上司への報告や業務の引き継ぎなど意外と退職するためにやるべきことは多いです。
「退職を伝える自信がない」という場合は退職代行を利用する方法もありますが、大学職員は幅広い業界と関わるため、円満退職を心がけましょう。
大学職員への転職は6つの順番で進める
大学職員に転職するためには、どのような順番で何をすればいいのか。
転職のための手順を6つのステップに沿って紹介するので順番に準備しましょう。
内容 | おすすめ対策方法 |
---|---|
1.自己分析 | |
2.転職サイトに登録して求人を探す | 大学職員の求人があるサイトに登録 |
3.応募書類の作成 | テンプレートを参考に経歴をまとめる |
4.求人に応募する | 自分で応募 or エージェントが代行 |
5.面接・年収交渉 | 年収交渉はエージェントに依頼 |
6.退職手続き | 自分手続き or 退職代行サービス |
手順1.自己分析で自分の強みや経験を確認しよう
大学職員が働く大学業界は教員や学生、卒業生など幅広い人々と関わりながら仕事をする業界です。
大学職員にはさまざまな背景や考え方の人とコミュニケーションを取ることが求められるので、書類選考や面接では転職希望者の人柄を重視した選考が行われます。
そのため、転職の面接では「自分はどんな人なのか」を分かりやすく言語化して、面接官に伝えられるようにする準備が必要です。

面接官に話すには自分の自己理解が大切!
まずは自己分析をして自分の強みや弱みを明確にしたり、これまでどんな経験をしてきたのかを確認しましょう。
自己分析を行うことで自分でも無意識だった強みや考え方を整理することができます。
自己分析のやり方が分からない時は
仕事をしながらの転職活動は、忙しくてどうしても自己分析の時間が取れません。
そんな時こそ
グッドポイント診断は求人応募の際に添付できるから効率的!
親密性 | 現実思考 | 慎重性 |
冷静沈着 | 自己信頼 | 俊敏性 |
受容性 | バランス | 継続力 |
決断力 | 社交性 | 挑戦心 |
悠然 | 高揚性 | 感受性 |
柔軟性 | 自立 | 独創性 |
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手順2.転職サイトに登録して大学職員の求人を探してみよう
大学職員に転職するために、事前の対策と同じように大切なのが求人探しです。
民間企業の場合は社員を採用するための採用活動費(広告費)は会社の売上や利益から計上しますが、大学業界の場合は収入に該当するのは学納金(学費)や補助金になるため限られた予算で採用活動を行わなければいけません。
積極的に採用活動を行う民間企業のようにいくつもの転職サイトに求人を掲載することが難しく、転職サイトの中でも大学職員の求人があるサイト・ないサイトが存在します。
大学職員になるための転職活動をする場合は、求人がある転職サイトを選んで利用するようにしましょう。





毎月の求人をチェックしておすすめのサイトは以下だよ!
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※「学校法人」で検索した場合の表示数(≠大学職員の求人数)
「大学職員になる」は毎月の転職求人を調べていますが、大学職員の求人が掲載されている主な転職サイト・エージェントは6つです。
それぞれの転職サイト・エージェントごとに求人数・対象年齢・対応エリアなどの特徴があるので、転職サイトと転職エージェントの違いを理解して自分に合った方法を選びましょう。
- 転職サイトとは
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転職サイトとは、企業や大学が求人を転職サイトに掲載することで転職活動中の方が閲覧して応募するサービスです。会員登録(無料)だけで利用できるサービスが多いですが、応募書類や年収交渉などはすべて自分でやる必要があります。今すぐには転職しないけど、気になる求人があったら応募したい方におすすめ!
- 転職エージェントとは
-
転職エージェントとは、転職活動中の方と企業や大学の採用担当者の間にエージェント(仲介者)がいるサービスです。エージェントは主に申請書類の提出代行、非公開求人の紹介、面接対策、採用担当者からのフィードバック共有、年収交渉などを行ってくれます。今すぐ転職したい!仕事が忙しい!という方におすすめ!
転職サイト選びで迷ったらまずはdoda
dodaならたくさんの大学職員の求人が掲載されているだけでなく、転職サイト機能と転職エージェント機能のどちらも自分で選択して利用することができます。
エージェントを利用する場合、担当者によって相性が左右される点はデメリットですが、大学職員への転職なら利用したい転職サイトNo.1です。
手順3.転職求人にエントリーするための応募書類を作成しよう
転職サイトで気になる求人を見つけたら応募書類やエントリーシートを作成しましょう。
大学職員への転職で提出が求められるのは主に職務経歴書(履歴書)と自己PR・志望動機です。
中途採用の場合は就活生とは異なって、「なぜ転職するのか?」といった転職理由を明確にしておく必要があります。
実際にいくつもの大学で転職理由に関する以下の質問がされています。
職務経歴書にはいくつかの書き方があります。同じ業界に転職する場合は履歴書のように経歴に沿った記載をすることでこれまでの経験を可視化することができます。さまざまな業界を経験している場合は直近の実績や業務内容から記載することで即戦力としてのアピールをすることができます。
職務経歴書の書き方で迷った場合は、転職サイトのテンプレートを活用しましょう。
職務経歴書の作成ならリクルートエージェントが提供する職務経歴書エディター(無料)を利用すれば、必要事項を入力するだけでかんたんに職務経歴書を作ることができます。
無料のテンプレートを使って枠組みを決めると、きれいで読みやすい職務経歴書をつくることができます。


リクルートエージェントならキャリアアドバイザーが転職希望者の強みを伝える目線で無料で添削してくれます。
さらに、さまざまな業界・職種の職務経歴書テンプレートが約90種類も紹介されているので参考になります。
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\ 職務経歴書エディターを使ってみよう(無料) /
以下の記事では現役の大学職員が「大学生が抱える問題」を例に転職する際の志望動機の例文を公開しています。
最近の大学生のキャンパスライフや大学生が抱えている悩みについて理解を深めることができるので参考にしてください。
手順4.大学職員の求人に応募してみよう
転職のためのエントリーシートを作成したら、気になる大学の求人に応募しましょう。
大学職員の求人は採用人数が「若干名」と少ないため、応募人数と採用人数を比べた時に倍率が高くなる傾向にあります。
応募書類を提出したからといって、すべての大学で面接に呼ばれるわけではないので、少しでも興味のある求人には積極的に応募しましょう。



書類選考の通過がまずは大きな壁よ!
求人掲載の期間中でも応募状況によっては、途中で求人が取り下げられることがあります。
大学側の事情で急な人員補充が必要になった場合は、掲載期間が短期間の求人が出る場合もあるので定期的に転職サイトをチェックしておきましょう。
転職サイトの求人情報は日々更新されている!
転職活動をしているけど、忙しくてなかなか求人をチェックする時間がない方には転職エージェントを利用して、非公開求人の紹介を受ける方法もおすすめです。
転職エージェントを利用する場合は、担当者との相性が合う、合わないという可能性もありますが、定期的に求人を紹介してもらうことができます。
希望する求人を紹介してもらうためには、転職エージェントとの面談を通じて「大学職員を希望している」「こんな経歴、強みがある」ことを事前に共有しておきましょう。
国立大学への転職を希望する場合は年に1回実施される国立大学法人等職員採用試験に合格する必要があります。試験内容は一次試験(筆記)、二次試験(面接)です。
具体的な試験内容と対象の国立大学は以下に詳しくまとめています。
手順5.中途採用の面接を受けよう
応募書類が書類選考を通過したら次は面接です。
大学職員の面接日は平日の9:00~17:00の時間帯を指定されることが多く、事前に面接日を指定されるケースと時間枠のなかで選択するケースがあります。
- 採用担当者から面接日時を指定されるケース
- 時間枠の中から希望する面接日時を選択するケース
仕事をしながら転職活動をしている場合は平日の面接に向けて、業務スケジュールを調整したり、有給休暇を取得するなど日程調整をしましょう。
転職エージェントを利用している場合は、エージェントがあなたの代わりに日程調整をしてくれるので、採用担当者との日程調整代行をお願いしましょう。
平日に面接日が指定されやすいので調整しましょう!
転職希望者にとって年収交渉は重要です。
希望する年収を提示してもらうためには自分の能力や経験を適正に判断してもらえるよう面接からしっかりアピールする必要があります。
大学職員の年収は年次や役職に応じて基本給が決まるので転職後にどの位置でスタートするかが年収を左右します。
「自分で年収交渉するのは難しい」と感じる方はエージェントを利用しながら、希望年収を伝えて交渉を代行してもらいましょう。
手順6.転職が決まったら退職手続きをしよう
転職先が決まったら現職の退職手続きを早めに行いましょう。
退職に向けた準備では、担当業務の引継ぎや退職証明書の発行などで思っているよりも時間がかかるものです。
スムーズに大学職員に転職するためにも、予期せぬトラブルに見舞われないよう早めに退職の意向を伝えて退職手続きを行いましょう。



大学職員はいろいろな業界とも関わるので円満退職をめざそう!
「上司に転職することを伝えるのは勇気がいる」と尻込みしてしまう場合でも、転職に伴う退職の意思は必ず伝えなければいけません。
退職代行サービスを利用する方法もありますが、まずは自分で退職の手続きをすることを検討しましょう。
転職エージェントによっては、退職手続きの代行をしてくれるサービスもあります。
エージェントに相談できる場合は退職手続きをする際に気をつけることなどを相談しながら手続きしましょう。
大学職員への転職で困ったら誰に相談したらいいの?
転職は大きな選択で人生の分岐点になるため、慎重に考えてから決断したいものです。
しかし、転職について家族に相談すると過度な不安を与えてしまったり、職場の同僚に相談するとあなたが転職活動をしていることが社内に筒抜けになったりするかもしれません。
特に大学職員への転職をめざす場合は、大学職員という職業を知らない人も多く、友人ですら相談に乗れないケースもあります。そんなときは「大学職員への転職を相談できる相手」に相談しましょう。
- 転職エージェント
- ハローワーク
- 現役の大学職員
転職について相談するときは、「どのような相談をしたいか」によって適切な相談相手が変わります。
こんなときはだれに相談するべきか?という点について、以下の記事で詳しく紹介しているので参考にしてください。
現役大学職員による個別サポート「大学職員コーチ」-AD-


- 対策できているか心配な人
- 大学職員にキャリアチェンジしたい人
- 大学職員の仕事についてイメージできない人
「大学職員コーチ」はマンツーマンの個別サポートであなたに合わせた対策を行います。
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大学事務の求人がある転職サイト・エージェントを利用しよう
大学職員への転職活動を成功させるためには、希望する求人を見つけて、エントリーすることが欠かせません。
中途採用の求人を出す大学側も掲載する転職サイトや求職者の紹介を依頼する転職エージェントを厳選しているので、なるべく多くの媒体から求人情報を集めるように心がけましょう。
私立大学や国立大学では、それぞれ利用している転職サイトに傾向があるので、希望する大学の求人が掲載されやすい転職サイトを利用しましょう。
私立大学の求人が掲載されやすい転職サイト
私立大学の求人が掲載されやすい転職サイトはdodaです。
dodaで「学校法人」と検索すると多くの求人情報がヒットするだけでなく、全国各地の求人情報をチェックすることができます。
首都圏の大学だけでなく、地方都市などに存在する大学も幅広く取り扱っているのが特徴です。
※時期によって求人件数には変動があります。
国立大学の求人が掲載されやすい転職サイト
国立大学の求人が掲載されやすい転職サイトはマイナビ転職です。
マイナビ転職には東京大学や京都大学、東北大学など旧帝大といわれる受験偏差値の高い難関大学の職員求人が掲載されています。
私立大学ではなく国立大学に勤務したい方はマイナビ転職を利用してみましょう。
※時期によって求人件数には変動があります。





国立大学と私立大学では年収やボーナスが変わる!
国立大学と私立大学の待遇や年収の違いについて
国立大学と私立大学では、同じ大学職員でも年収や休暇日数などに大きな違いがあります。
国税庁が公表している日本の平均年収は461万円ですが、国立大学で働く大学職員の平均年収は614万円と大きく上回っています。
私立大学の場合は、年功序列で毎年の昇給幅が大きく、勤続年数が増えるにつれて年収も高くなる傾向があります。
その他にも長期休暇など休みが取りやすい環境にあるといった特徴があります。
私立大学と国立大学の給料やボーナスの比較は以下の記事で詳しく解説しています。
国立大学の大学職員をめざす場合は国立大学法人等職員採用試験に合格する必要があります。
試験は一次試験(筆記)と二次試験(面接)で構成されています。
- 一次試験(筆記)
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試験内容 出題数 試験の内容 教養試験(120分) 40問 ①一般知識20問(社会7問、人文7問、自然6問)
②一般知能20問(文章理解7問、判定推理8問、数的推理および資料解釈5問) - 二次試験(面接)
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試験区分 試験の内容 全試験 面接(国立大学法人等ごとに第一次試験合格者に対して個別に日程を設定して実施)
以下の記事では、国立大学法人等職員採用試験の試験内容や対策方法、倍率について詳しく解説しています。
国立大学を目指すなら必ずチェックしておきましょう。
ハローワークを利用して転職活動をする方法
転職をする際はハローワークを活用して転職活動を行う方法があります。
ハローワークの窓口かインターネットで「求職申込み手続き」を行うことで、ハローワークが提供するインターネットサービスを利用することができます。
ハローワークインターネットサービスでは全国の求人情報を検索して閲覧することができます。



正規職員以外の求人も掲載されているわ!
大学職員への転職を希望している場合、掲載されている求人は正規職員の求人だけでなく、パートタイムや任期付きなどの求人も掲載されているため、専任職員の求人以外が掲載されている可能性もあります。
民間企業が運営する転職サイトや転職エージェントではなく、ハローワークの窓口で相談したいという方は利用してみましょう。


大学職員に転職するために具体的なイメージがもてないときは実際に大学職員に転職した方に話を聞いてみることが効果的です。
以下の記事では大学職員に転職した方にインタビューを行った内容を公開しているので参考にしてください。
大学職員の求人は時期によって変動がある


大学は4月から翌年3月までの年度単位で業務が動いているため、4月入職のスケジュールに合わせて採用活動を行います。
そのため年度初めの4月以降から転職の求人がだんだん増加しはじめて、年度末を迎える3月頃にかけて求人が減少する傾向があります。
9月以降は新卒採用の内定者も決定するため、年間の採用予定計画に基づいて追加の求人が転職希望者向けに掲載されることがあります。
年度末でも突発的な人員補充などで求人がでる可能性があるので、こまめに転職サイトで求人情報を確認しましょう。
【年代別】大学職員への転職で求められる能力
新卒採用とは違い、中途採用で転職する場合は即戦力を求めている求人が多く存在します。
転職の選考のなかで年代別に重視している点を理解して志望動機や職務経歴書を作成しましょう。
20代の若手が転職する場合と40代以降の転職では求められる能力や期待する項目が大きく異なるので注意しましょう。
志望動機や職務経歴書の書き方が分からない場合は以下の記事で書き方の型を公開しています。
初めての転職活動でよく陥る失敗についても紹介しているので参考にしてください。
20代で大学職員に転職するなら成長性・積極性が求められる
大学職員が働く大学業界は教育だけでなく研究にも携わる珍しい業界のため、特定の分野に精通したスペシャリストだけではなくゼネラリスト※1が求められます。※1幅広い知識に精通して多角的な視野で物事をとらえる人
大学業界では業界用語として大学で教育・研究活動につとめる(努める・務める・勤める)人のことを「大学人」(だいがくじん)と呼びます。
若手の20代で大学職員に転職する場合は、いち早く大学業界に慣れながら、知識・経験を積んで社会人として成長することが期待されます。
大学の根幹を支える専任職員(総合職)として成長性・積極性が重視されるので、転職活動ではこれらの能力が備わっていることをアピールしましょう。
20代の転職は成長性・積極性が重要!
以下は
若手のうちから積極的に挑戦してチャレンジする人物を求めていることがわかります。


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30代で大学職員に転職するなら即戦力が重視される
大学職員の仕事は授業運営に関わる業務や会計業務、人事業務などの通常業務だけでなく、さまざまな改善・改革に向けたプロジェクトやワーキングの運営実施まで多岐にわたります。
なかでも改革プロジェクトには大学職員だけでなく、大学教員も参加するので、教職員が一丸となって検討します。
30代で大学職員に転職する場合は、これまでのキャリア経験を活かして臨機応変な対応や改革案などの企画・提案ができる即戦力が求められます。
これまでのキャリアを通じて困難を乗り越えた経験や推進したプロジェクトなど実績を交えてアピールしましょう。
30代の転職は即戦力が求められる!
以下はdodaに掲載されている大学職員の求人です。
中途採用で即戦力を求める求人ですが、対象となる方として「業務改善や制度改革に積極的に取り組み臨機応変な対応が可能な方」と記載されています。


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大学職員の転職で求められる能力について、面接で必ずされる質問を知っておくとイメージがしやすくなります。
面接官が選考の際に見ているポイントを知ったうえで対策をしていきましょう。
40代で大学職員に転職するなら専門性が求められる
大学職員の仕事には民間企業と同じように法務・総務・人事・経理など会社の運営に必要な業務があり、大学や学校法人全体のコーポレート機能を所管する部署があります。
このほかにも広報部や国際部など社会への情報発信や海外進出に向けて部署があります。
40代以降で大学職員に転職する場合は特定分野の専門的な知識・経験を有した方を対象としたエキスパート人材の求人が多く掲載されています。
民間企業などで培った専門性を活かして、大学の管理職として活躍することを念頭に職務経歴書や面接ではアピールしましょう。
まとめ
大学職員に転職するなら以下の順番で準備をする必要があります。
まずは転職サイトを利用して自分の力だけで転職活動を進めるのか、転職エージェントを利用して求人応募や交渉を代行してもらうのかを決めましょう。
内容 | おすすめ対策方法 |
---|---|
1.自己分析 | |
2.転職サイトに登録して求人を探す | 大学職員の求人があるサイトに登録 |
3.応募書類の作成 | ひな形を参考に経歴をまとめる |
4.求人に応募する | 自分で応募 or エージェントが代行 |
5.面接・年収交渉 | 年収交渉はエージェントに依頼 |
6.退職手続き | 自分手続き or 退職代行サービス |
大学職員への転職活動で注意しなければいけないポイントは求人が掲載されているサイトが限定されていることです。
大学の活動資金は学生が納める学納金(学費)や国からの補助金のため、使用目的を明確・適正にする必要があるため、大学職員の採用活動に過剰な予算配分はされません。
大学の採用担当者は限られた予算内で毎年の採用活動を行う必要があるため、すべての転職サイトに求人を掲載するわけではないことから転職サイトによって求人の多い・少ないがあることを理解しておきましょう。
大学職員の転職求人が掲載されているおすすめのサイトは以下の6つです。
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※「学校法人」で検索した場合の表示数(≠大学職員の求人数)
転職サイトが多すぎて迷ってしまう場合はdodaを利用してみましょう。
dodaなら大学職員の求人が豊富なだけでなく、転職サイト・エージェント両方の機能があるため自分にとって最適なサービスを選択することができます。
エージェントを利用することで年収交渉や退職代行などの相談にも乗ってもらえるのでおすすめです。
大学職員に転職するなら年代ごとに求められる能力を意識しておくことも大切です。
これまでのキャリアを踏まえて魅力的な職務経歴書を準備しておきましょう。
- 20代の転職で求められる能力は成長性・積極性
- 30代の転職で求められる能力は即戦力
- 40代の転職で求められるのは専門性
大学職員への転職活動で転職希望者の多くが抱える悩みに「大学職員の仕事の様子があまりわからない」というものがあります。
大学職員への志望動機や仕事の様子を知るためにはエージェントの利用だけでなく、実際に大学職員から話を聞いてみることが大切です。
大学職員へのOB・OG訪問を通じて、仕事への理解を深めながら自分だけの志望動機を考えましょう。
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